結婚指輪Story―月がでているかぎり永遠に愛し合える
月にまつわる指輪を作った愛のストーリーのご紹介です。
2020年の春頃、コロナ禍真っ只中に、こんなモチーフ・ストーリーで…と結婚指輪のご依頼をいただきました。
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★テーマ、モチーフ
・年下先生と年上生徒の尊敬からはいった恋
・年齢差(8歳)
・英語がつなげてくれた ・付き合う前から毎日電話
・映画好き
・2人の守護霊に昔飼ってた犬 2人とも情熱的
・負けず嫌い (滋賀県vs三重県)
・英語を使って知り合った
・レッドブル
・コロナ
ふふふ。とにかく沢山の共通点を教えてくださった彼氏さん。もう、この恋愛が盛り上がっていることを感じられずにいられませんでした♡ でも… このテーマたちをどう指輪に落とし込むのか… PETHICAのデザイナーは苦悩します…
そんな時は、もっともっとお客様と語り合う、これがストーリーの生まれどころ。
そうしているうちに、これというテーマが見つかりました。
『月が繋ぐ恋心』
お二人のお付き合いが始まる頃、毎日電話をしていたそうです。その際、一人暮らしの部屋あから、お互いに月を眺めながら「いつかこの人と一緒になれれば…」と想っていたそうです。
そして、彼女さんはブルーノマーズの“talking to moon”という曲が大好きで、この曲を聴きながらいつも彼のことを考えていたそう。
それから、初めてデートしたとき、とっても綺麗な満月の夜だったそうです。
その時に、一緒に帰りながら、彼氏さんが「月が綺麗ですね」と伝えたそう。みなさんご存知ですよね?夏目漱石によると「月が綺麗ですね」というフレーズは、「あなたのことが好きです」という意味になります。(彼氏さんはご存知なかったそう。ピュアです(笑) だから、彼女さんにとっては忘れられない思い出になったんだそう。
もう、月にまつわるストーリーだらけです。
彼女さんは国際線のCAさん。世界中を飛び回っているので、世界のどこにいても、何時でも、月があればいつも繋がれるという意味を込めたリングにしましょうと。まとまりました。
ただ、CAさんのため、職業柄 宝石や模様を施すのは避けなくてはいけないらしいです。だから、本当にシンプルなリングがご希望。
①月の満ち欠けの彫り模様のリングのご提案。
②ただただ、シンプルなリングのご提案。
②がお二人の好みだし、お仕事にも支障が出ないとのこと。
内側に月のストーリーを刻印することで、デザインは決まりました。
シンプルなデザインではありますが、こちらも意味を持たせます。
周りを囲っているドットの数。これを「88粒」にしてご提案。意味としては「8」という数字は「末広がり」や「永久・永遠」という意味を持ち合わせている数字です。永遠にお幸せに、という気持ちを込めて88粒のミル打ち(ドット)でデザインさせていただくことにしました。
途中工程:できあがったロウでの型がこちら。これをプラチナに鋳造して磨き上げていきます。
そして磨きあがったリングがこちら。
シンプルだけれど、品があって美しいリングに仕上がりました。
内側へ込めたストーリーとは…
内側に彫ったメッセージは
『Only moon is free in love』
-月が出ている時のみ恋をしていいということ
-指輪が月を意味し、指輪をしている限り、永遠に恋をしていられるということ
さすがベテラン英語講師の彼氏さん。素敵なフレーズをお考えになりました。
なんてロマンティックなのでしょう!
その後、彼氏さんから彼女さんとデートしながらお渡しになったそう。その際、彼女さんは号泣したそうです。喜んでいただけて、本当に嬉しいです。
相思相愛の、お互いが大好きな様子がメールからも伝わってきました。
そして、こんな素敵な写真も送ってくださいました。
「月が出ているかぎり、永遠に愛し合える」
素敵なストーリーを持ち合わせたお二人。どうぞ末永くお幸せに♡
PETHICAにオーダーいただきありがとうございました!
小説を読んでいるようなお二人のエピソードに、制作期間もとても幸せな気持ちになりました。
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制作映像
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