Cinema PETHICA x gallery385 Vol.4 開催レポート
5月14日(日)にCinema PETHICA x gallery385 シネマペシカの第4回目を開催いたしました。
ドキュメンタリー映画「0円キッチン」を上映。
『0円キッチン』はジャーナリストで“食料救出人”のダーヴィドが食料廃棄をなくすため、廃油で走るキッチン・カーでヨーロッパ5ヶ国を巡り、廃棄食材クッキングの旅に出るエンターテイメント・ロードムービーだ。消費社会に生きる私たちは、まだ食べられるのに大量の食料を毎日捨ててしまっている。世界食糧計画によると、世界で生産される3分の1の食料は廃棄されており、その重さはヨーロッパ全体で8900万トン、世界全体では毎年13億トンにもなる。各地で食に関するユニークな取り組みを行う人々と出会いながら廃棄食材料理を振舞い意識変革にチャレンジするダーヴィドの『0円キッチン』の旅から食の現在と未来を照らし出していくエンターテイメント・ロードムービー。(HPより)
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この映画の感想としては、最高に良かったです!!日本中の人、世界中の人に観て欲しい!!と思いました。
今回は、日曜日の昼下がりなので、映画の前に、食べ物にまつわる催しも企画しました。
◆美味しいコーヒーの淹れ方 Mika Kasaiさん
◆廃棄食材についてのトーク Hideo Inageさん
コーヒーの淹れ方は、いままでの私の知識を上回るものでした。間違った認識でいた淹れ方もありました。コーヒーは奥が深いですね。
Mikaさんの説明はとってもわかりやすくて、みなさんの質問をはさみながら、香豊かに参加者全員へコーヒーを振舞ってくださいました。
今回はオーストリアの映画ということもあって、Mikaさんが、オーストリアにちなんだコーヒーをOpeningで配ってくれて。。。
それはウィンナーコーヒーです♬ ホイップクリームを乗せて、美味しかったです!
廃棄食材についてのお話しでは、日本の現状や、廃棄食材を活かす活動をしているNPO団体の説明などをしてくださいました。
この内容は、とても役立ちました。すべてが、ふむふむ!という発見と役立つ知識ばかり。食べ物に困っている人がいるという事実。企業だけではなく、家庭からの廃棄食材がとても多いことを知らされました。
(参考資料:食べ物の問題・フードバンクとは)
Inageさんがフィンガーフードも作ってきてくださって、みなさんでつまみながら映画鑑賞しました。
この2つの催しの後に、映画「0円キッチン」を上映。
もう一度書きますが、最高に良かったです!!日本中の人、世界中の人に観て欲しい!!です。
内容としても深く考えられる課題があって良かったですし、映像としても楽しいものでした。ヨーロッパのロードムービーと食べ物とで、色鮮やかでしたし、主人公のキャラクターもとってもチャーミングで明るく、楽しい映画でした。食がテーマなので内容もスッと入ってきました。
この春まで映画館で上映されていたのもあって、比較的 新しい話題の映画だったためか初めてシネマペシカにご参加いただく方も半分くらいいらっしゃいました。それから、半分くらいの方が、飲食関連のお仕事をしている方々でした。
映画を観終わった後の、語り合いでは、みなさまいろんな想いを伝えてくれました。飲食関連を仕事にしている方たちからも積極的に意見をいただくことができました。この映画と同じように、街なかのゴミ箱にいれられた食材を使って料理したい、という意見までも。今後、我々はどうするか、という部分でも、日本では規制などが強くてできない事、反面、家庭ですぐにできること、など課題意識を持つことができました。
日本で日本人が食するお米の年間消費量は~800万トン。
日本の家庭で賞味期限/消費期限切れにより廃棄される食材は年間~400万トン。
と言われています。この数字をみて驚きませんか?
私は廃棄食材の量に驚きと悲しみを覚えました。これは、食材の問題でもあるし、環境破壊にもつながります。
わたし自身もこれまで、食材を悪くしてしまって棄ててしまったことは経験があります。深く反省しましたし、今後は絶対に廃棄しないようにしようと心に誓いました。消費期限・賞味期限が切れていても、十分調理して食べれるということもわかりました。期限にふりまわされずに楽しんで料理していきたいです。
それから、食品業界の「3分の1ルール」をみなさまご存じですか?(ググるとたくさん情報は出てきます。参考までに朝日デジタルから)
これは知ると理不尽さに強い疑問を覚えます。先進国でこんなことをしていてはいけないな、と。これからは、賞味期限の1番短いもの・直近のものから購入していく消費者でありたいと思います。
今回、多くの参加者がご自身のブログに書いてくださったり、Facebookにシェアしてくださりと、とても有意義で意味ある空間になったんだな、と感じました。ご参加いただき本当にどうもありがとうございました。こうやって感じたことが、どんどん発信されて、世の中に広まっていくといいな、と心から思います。
今回の催しも参加者からとても評判が良かったです。Mika Kasaiさん、Hideo Inageさん、本当にどうもありがとうございました!!
Mika Kasaiさんのコーヒーは、次回もご協力いただけることになりました!美味しいコーヒーと映画を求めて皆様いらしてくださいね♬
次回は6月29日(木)19:00~
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