”エルメスの手しごと”展へ
表参道ヒルズで開催されている”エルメスの手しごと”展へ行ってきました!
広島を経つ前からハガキが届いていたので、東京へ戻ってから行けるかな~というところでしたが、なんとか最終日に。そして最終日だからか、週末だからか、たいへんな混雑でした。
PETHICAでも手づくりをしているので、「手しごと」には共通項もあって。特にジュエリーの手しごとコーナーに興味があって覗いてみました。職人を取り囲むようになっていたので、この人混みの中で石留めのパフォーマンスをするのは、職人としては集中できないだろうな….なーんて、ついつい職人の気持ちになってしまいました。
解説の方の説明が「ダイヤモンドはカットにより多面から光を取り込んで輝きます。ですので、ボンドで接着してしまうと光を通さないので、ボンドは使いません。」と。
えぇ??? 地金で宝石を留めるのが当たり前だと思っていたので、そんな説明に皆が黙って頷いて納得していることに、少しばかり驚きを感じました。ジュエリーって、そんなに簡単に作られていないんですよーと!! (心の声)笑
人は物を買う時に、完成品の部分しか見ていないのかもしれない、と。
その完成品の背景には、こういった手しごとや、細かな検品や、試行錯誤のプロットタイプや….. さまざまな流れがあるということを、もっともっと知らなくてはならないし、もっともっと伝えていきたい、と思いました。消費者/購買者が、そういうことに気づくことによって、モノの価値はあがるし、モノを大切にする文化が生まれるのではないかと思います。そうすれば、地球にとっても、優しいプロダクトが増えるのではないかな、と。
手しごと展は、私にとっては、心の内を振り返る機会となりました。みなさまはどうだったかしら?
残りの連休も素敵に楽しんでくださいね!!